こんにちは😊
看護師の桂田です!
11月に入り、とても冷え込んできましたね❄️
季節の変わり目は体調を崩しやすい時期ですので、皆さまお気を付けてお過ごしください😷
さて、少し前になりますが、9月に東京で開催されたJBVP年次大会に行ってきました!
今年の大会は、国際学会と国内学会を同時進行で行うFASAVA-TOKYO2019大会として開催しており、会場には海外からの参加者もたくさんいました😳
全4日間のうち、私は後半の2日間に参加しました📝
講義はたくさんありましたので、ここでは「犬のノミ・ダニ予防薬の違い」についてご紹介します!
まずはじめに、犬の予防薬は大きく分けて
・スポットオン製剤
(首の後ろにたらすお薬)
・経口薬
(口から飲ませるお薬)
の二種類に分けられます。
この二つは投薬のしかた以外にもたくさんの差があります💊
その一つとして、駆虫効果の発現時間です!
今回はノミの駆虫効果についてご説明します🐾
スポットオン製剤は滴下後、約24時間で寄生したノミ成虫が100%落ち、
経口薬では投与後、約6時間でノミ成虫が100%落ちます。
(※薬の有効成分の種類により若干差があります)
ここで突然ですが、ノミの吸血についてお話しします👀
ノミの成虫は体に付くと、5分以内にワンちゃんネコちゃんから吸血をします。
その後、20時間程度で卵を産み始めます。
あれ…スポットオン製剤では、駆虫効果が出るまでの24時間のあいだに卵から幼虫がかえっちゃう!?😱
…となりそうですが、大丈夫です。多くのスポットオン製剤は、そんなノミの卵や幼虫の成長を阻害する成分が配合されているのです!!
もちろん、既にノミがワンちゃんの体に付いているとなれば早く効くに越したことはありませんので、経口薬を投与するのが望ましいです😌
また、それぞれ特徴があります。
スポットオン製剤は
・滴下後2~3日シャンプーできない
・投薬(滴下)がしやすい
・全体的に低価格
経口薬は
・薬効がシャンプーに左右されない
・食べてくれない子もいる
など、それぞれメリット、デメリットはあります💦
予防薬の種類は様々ですので、ワンちゃんの好み、飼い主様のライフスタイルにあわせて、選んであげましょう!🐾
当院で処方している予防薬は一ヶ月で効果が切れてしまうものですので、月に一度の予防がとても大切です🐶🐱
当院周辺地域のノミ・ダニ予防推奨月は12月まで、来シーズンの開始は3月からとなります。
ワンちゃんのためだけでなく、飼い主様へのノミ・ダニ刺傷や感染症を防ぐためにも、来月までしっかりと予防してあげてくださいね!😊💕